21歳、男性、事務職。入社時健診で血清総コレステロールの高値を指摘されて来院した。父親が高LDLコレステロール血症と狭心…
午後の部 第193問
21歳、男性、事務職。入社時健診で血清総コレステロールの高値を指摘されて来院した。父親が高LDLコレステロール血症と狭心症で治療中であり、兄は心筋梗塞で突然死している。身長170 cm、体重66 kg、ウエスト周囲長82 cm、血圧132/80 mmHg。両側のアキレス腱の肥厚を認める。空腹時の血液検査値は、総コレステロール364 mg/dL、HDLコレステロール54 mg/dL、トリグリセリド110 mg/dL、血糖102 mg/dL、HbA1c 5.5%。肝、腎、および甲状腺機能は正常。この症例の病態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)糖尿病型である。
- (2)メタボリックシンドロームである。
- (3)血清LDLコレステロール値は、200 mg/dLと算出される。
- (4)LDL受容体の異常が考えられる。
- (5)本態性高血圧である。
正答 (4)
正答は (4)。LDL受容体の異常が考えられます。
LDLコレステロールが非常に高く、アキレス腱の肥厚(腱黄色腫)があり、父親の高LDLコレステロール血症・狭心症、兄の若年での心筋梗塞死という家族歴があります。家族性高コレステロール血症(FH)が考えられ、その多くはLDL受容体の遺伝子の異常によって起こります。
【ほかの選択肢】
(1) 糖尿病型 空腹時血糖102 mg/dL(126以上で糖尿病型)、HbA1c 5.5%(6.5%以上で糖尿病型)で、どちらも糖尿病型ではない 誤り
(2) メタボリックシンドローム ウエスト周囲長82 cmで、男性の基準85 cm以上を満たさない 誤り
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(3) LDLコレステロールは200 mg/dLと算出される フリードワルドの式で、総コレステロール-HDLコレステロール-トリグリセリド÷5=364-54-110÷5=364-54-22=288 mg/dL 誤り
(5) 本態性高血圧 血圧132/80 mmHgで、高血圧の基準(140/90 mmHg以上)に当たらない 誤り
出典:第29回 管理栄養士国家試験 問193(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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