次の記述は、図に示すターマン発振回路の発振条件について述べたものである。[ ] 内に入れるべき字句を下の番号から選べ。…
無線工学の基礎 無線工学の基礎 B-4 ウ
次の記述は、図に示すターマン発振回路の発振条件について述べたものである。[ ] 内に入れるべき字句を下の番号から選べ。ただし、増幅回路は、入力抵抗及び出力抵抗を無限大及び0(零)とし、入出力間に位相差はないものとする。また、角周波数をω〔rad/s〕とする。(1) 帰還回路の帰還率β = V̇3/V̇2は、CとRの直列インピーダンス及び並列インピーダンスをそれぞれŻS〔Ω〕及びŻP〔Ω〕とすると、次式で表される。β = [ア] ・・・・・・・・・・・①(2) 式①にCとRを代入して整理すると、次式が得られる。β = [イ] ・・・・・・・・・・・②(3) 発振状態においては、βは実数である。したがって発振周波数fは、次式で表される。f = [ウ]〔Hz〕 ・・・・・・・・③(4) また、発振状態においては、増幅回路の増幅度AV = V̇2/V̇1は、[エ]である。(5) この回路は、主に[オ]の発振に適している。[ウ]に入れるべき字句はどれか。
- (1)ŻP/(ŻS+ŻP)
- (2)1/(6−j{ωCR−1/(ωCR)})
- (3)1/(2πCR)
- (4)1
- (5)低周波
- (6)ŻS/(ŻS+ŻP)
- (7)1/(3+j{ωCR−1/(ωCR)})
- (8)1/(√2CR)
- (9)3
- (10)高周波(数百〔MHz〕以上)
正答 (3)
正答は (3)。βが実数になるのは虚部 ωCR-1/(ωCR)=0 のときで、ω=1/(CR)、f=1/(2πCR)です。
式②の虚部を0とおきます。
ωCR-1/(ωCR)=0 → ω²C²R²=1 → ω=1/(CR)
f=ω/(2π)=1/(2πCR)〔Hz〕
増幅回路は入出力の位相差が無いので、帰還回路の位相差も0(βが実数)のときに発振します。
【紛らわしい語】
(8) 1/(√2CR) 計算で出てこない形で、単位も角周波数の形です
【見分け方】
同じR・同じCを使うウィーンブリッジ形(ターマン形)の発振周波数は 1/(2πCR) です。
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学の基礎 B-4 ウ(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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