次の記述は、図に示す磁気ヒステリシスループ(B-H曲線)について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選…
無線工学の基礎 無線工学の基礎 A-3
次の記述は、図に示す磁気ヒステリシスループ(B-H曲線)について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、磁束密度をB〔T〕、磁界の強さをH〔A/m〕とする。
- (1)BrとHcが共に大きい材料は、永久磁石の材料に適している。
- (2)変圧器の鉄心には磁気ヒステリシスループの面積Sが大きい材料がよい。
- (3)磁気材料のヒステリシス損は、磁気ヒステリシスループの面積Sに比例する。
- (4)図のHc〔A/m〕は、保磁力という。
- (5)図のBr〔T〕は、残留磁気という。
正答 (2)
正答は (2)。変圧器の鉄心はヒステリシス損を小さくするため、ループの面積Sが小さい材料がよいので誤りです。
ヒステリシス損は1周期ごとにループの面積Sに比例するエネルギーが熱になるものです。交流で何度も磁化を繰り返す変圧器の鉄心には、ループの細い(面積の小さい)けい素鋼などの軟磁性材料を使います。
【ほかの選択肢】
(1) 残留磁気Brも保磁力Hcも大きければ、磁化を保ちやすく消えにくいので永久磁石に向きます 正しい
(3) 1周期の損失はループの面積に比例し、周波数に比例して増えます 正しい
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(4) 磁束密度を0に戻すのに要る逆向きの磁界の強さHcを保磁力といいます 正しい
(5) 磁界を0に戻しても残る磁束密度Brを残留磁気といいます 正しい
【見分け方】
永久磁石は「太いループ」、鉄心は「細いループ」と覚えます。
出典:2026年(令和8年)7月期 第二級陸上無線技術士 無線工学の基礎 A-3(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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