粉体の性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(薬剤) 第177問
粉体の性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)顕微鏡法により得られた粒子の投影像を一定方向の2 本の平行線で挟んだとき、平行線間の長さに相当する粒子径をマーチン径という。
- (2)同一粉体において、質量基準による粒度分布の平均粒子径より、個数基準による粒度分布の平均粒子径の方が小さい。
- (3)水溶性の結晶性粉体の臨界相対湿度は、水不溶性の結晶性粉体と混合することで低下する。
- (4)真密度1.4 g/cm³、空隙率0.5 の粉末70 g の空隙体積が2/5 になるまで圧縮した際のみかけの密度は1.0 g/cm³ である。
- (5)試料粉体の比表面積と平均粒子径が比例することから、比表面積を測定することで試料粉体の平均粒子径を求めることができる。
正答 (2)(4)
正答は (2)と(4)。個数基準では小さな粒子の割合が大きく出るので平均径は小さくなり、圧縮後のみかけの密度は70 g÷70 cm³=1.0 g/cm³ です。
(4) の計算は次のとおりです。
真の体積=70 g÷1.4 g/cm³=50 cm³
空隙率0.5なので、かさ体積=100 cm³、空隙体積=50 cm³
圧縮後の空隙体積=50×2/5=20 cm³
圧縮後のかさ体積=50+20=70 cm³
みかけの密度=70 g÷70 cm³=1.0 g/cm³
【ほかの選択肢】
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(1) 2本の平行線で挟んだ間の長さはフェレー(グリーン)径。マーチン径は、投影像の面積を2等分する線の長さ 誤り
(3) 臨界相対湿度が下がるのは、水溶性の物質どうしを混ぜたとき(エルダーの仮説)。水不溶性の粉体を混ぜても変わらない 誤り
(5) 比表面積は平均粒子径に反比例する。比例ではない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問177(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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