卸売業を営む当社は,当期から個別財務諸表のキャッシュ・フロー計算書を作成し,開示することとなった。以下の〔資料Ⅰ〕および…

財務会計論 財務会計論 問題10

卸売業を営む当社は,当期から個別財務諸表のキャッシュ・フロー計算書を作成し,開示することとなった。以下の〔資料Ⅰ〕および〔資料Ⅱ〕に基づき,次の①および②の金額の組合せとして,最も適切なものの番号を一つ選びなさい。なお,金額単位は,全て百万円である。(8 点)①  キャッシュ・フロー計算書を,直接法で作成するとした場合における,商品の仕入による支出の金額。②  キャッシュ・フロー計算書を,間接法で作成するとした場合における,営業活動によるキャッシュ・フローの区分で,加算される項目として表示される金額のうち最大のもの。〔資料Ⅰ〕 財務諸表項目の金額1.損益計算書の一部の項目の,当期の金額は,以下のとおりである。売上原価 124,350受取利息 240支払利息 810(注) 1.商品の減耗および評価損は,前期および当期において発生していない。2.仕入勘定から他勘定への振替は,発生していない。2.貸借対照表の一部の項目の,前期末および当期末の金額は,以下のとおりである。前期末 当期末商 品 38,240 40,560前 渡 金 350 120未収収益 15 20買 掛 金 15,680 16,240未払費用 210 160(注) 1.前渡金は,全て商品の仕入に関するものである。2.未収収益は,全て受取利息に関するものである。3.未払費用は,全て支払利息に関するものである。〔資料Ⅱ〕 キャッシュ・フロー計算書の表示方法1.受取利息および支払利息は,営業活動によるキャッシュ・フローに含めて表示する。(注) 金額に付された△は,マイナスを表している。

正答 (2)
正答は (2)。仕入高126,670百万円を前渡金と買掛金の増減で調整すると支出は125,880、加算項目で最大は支払利息810です。 (単位:百万円) 【① 商品の仕入による支出】 仕入高:売上原価 124,350+期末商品 40,560-期首商品 38,240=126,670 買掛金の増加 560(16,240-15,680)は未払いなので支出を減らし、前渡金の減少 230(350-120)は前期に支払済みなので支出を減らします。 支出:126,670-560-230=125,880 → △125,880
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【② 間接法の加算項目】 税引前当期純利益から始めて、小計の上で次を加算します。支払利息 810(利息の支払額は小計の下に別に表示)買掛金の増加 560前渡金の減少 230受取利息240は減算項目です。未収収益・未払費用の増減は利息の受取額・支払額の計算に含めます。最大は支払利息の810です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題10(金融庁 公表)出典元ページ

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