次の〔資料〕に基づき,P社のX5 年度の連結損益計算書に計上される法人税等調整額の金額として正しいものの番号を一つ選びな…

財務会計論 財務会計論 問題21

次の〔資料〕に基づき,P社のX5 年度の連結損益計算書に計上される法人税等調整額の金額として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,〔資料〕3 .および選択肢に示されている「△」は,法人税等合計を減少させていることを意味する。(8点)〔資料〕1.P社およびS社の連結会計年度および事業年度は,いずれも3 月31 日を決算日とする1 年であり,当期はX5 年度(X5 年4月1 日~X6 年3 月31 日)である。2.P社はX3 年度末にS社株式の70 %を72,000 千円で取得し,S社を子会社とした。なお,X3  年度末時点でのS社の諸資産と諸負債の時価は,帳簿価額と同じであった。3.X5 年度の個別損益計算書に計上されている法人税等調整額の金額は,P社が△3,700 千円であり,S社が△2,400 千円であった。4.S社の純資産の内訳は,X3 年度末は資本金80,000 千円,利益剰余金20,000 千円,X4年度末は資本金80,000 千円,利益剰余金は29,000 千円,X5 年度末は資本金80,000 千円,利益剰余金は34,000 千円であった。5.P社のS社に対する商品販売額(全て現金取引)は,X5 年度は22,000 千円であった。6.X4年度末時点およびX5 年度末時点におけるS社の期末商品には,P社から仕入れた商品がそれぞれ2,320 千円,2,800 千円含まれていた。なお,P社の売上総利益率は毎期25 %とする。7.S社は,X5 年度にP社に対して帳簿価額4,500 千円の土地を4,600 千円で売却し,代金は現金で受け取った。なお,P社は,この土地を当期末に所有している。8.のれんは,発生した年度の翌年度から10 年間にわたり定額法により償却する。9.P社およびS社の法定実効税率は30 %とし,税効果会計を適用する。10.P社とS社との間には,上記以外の取引はない。11.計算結果に端数が生じる場合,千円未満を四捨五入する。

正答 (5)
正答は (5)。個別の合計△6,100千円に、未実現利益の消去に伴う税効果(商品で△36、土地で△30)を加えると△6,166千円になるからです。 【個別の合計】(単位:千円) △3,700 + △2,400 = △6,100 【商品の未実現利益(P社→S社)】 期末:2,800 × 25% = 700 → 繰延税金資産 700 × 30% = 210(△210) 期首:2,320 × 25% = 580 → 実現に伴い 580 × 30% = 174 を取り崩す(+174) 差し引き △36
解説の続きをみる続きを閉じる
【土地の未実現利益(S社→P社)】 売却益 4,600 − 4,500 = 100 を消去 → 100 × 30% = 30(△30) アップストリームで消去額の一部を非支配株主に負担させても、税効果は消去額の全額について認識します。 【合計】△6,100 − 36 − 30 = △6,166 のれん(72,000 − 100,000 × 70% = 2,000)の償却には税効果を認識しないので、加減しません。

出典:2024年(令和6年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題21(金融庁 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「財務会計論」のほかの問題

  1. 2023年(令和5年)第Ⅱ回 財務会計論 問題11次の会計処理のうち,「金融商品に関する会計基準」および「金融商品会計に関する実務指針」に
  2. 2024年(令和6年)第Ⅰ回 財務会計論 問題13次の〔資料〕に基づき,X1 年度(X1 年4 月1 日~X2 年3 月31 日)の①期末
  3. 2025年(令和7年)第Ⅰ回 財務会計論 問題16以下の〔資料Ⅰ〕~〔資料Ⅲ〕に基づき,甲社のX 5 年3 月期(X 4 年4 月1 日~
  4. 2022年(令和4年)第Ⅰ回 財務会計論 問題1会計公準に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。
  5. 2022年(令和4年)第Ⅱ回 財務会計論 問題3次の〔資料〕に基づき,当期(X1 年4 月1 日~X2 年3 月31 日)末の売掛金明細
  6. 2023年(令和5年)第Ⅰ回 財務会計論 問題5次の〔資料〕に基づき,当社の当期(X2 年4 月1 日~X3 年3 月31 日)末の貸借

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク