図に示すような透磁率がμ〔H/m〕の鉄心で作られた磁気回路の磁路abの磁束φを表す式として、正しいものを下の番号から選べ…
無線工学の基礎 無線工学の基礎 A-5
図に示すような透磁率がμ〔H/m〕の鉄心で作られた磁気回路の磁路abの磁束φを表す式として、正しいものを下の番号から選べ。ただし、磁路の断面積はどこもS〔m²〕であり、図に示す各磁路の長さab、cd、ef、ac、ae、bd、bfはl〔m〕で等しいものとし、磁気回路に漏れ磁束はないものとする。また、コイルCの巻数をN、Cに流す直流電流をI〔A〕とする。
正答 (4)
正答は (4)。磁気抵抗は中央の脚がR、左右の外側の経路が3Rずつで、合成は2.5Rとなり φ=2μNIS/(5l)です。
長さl・断面積S・透磁率μの磁路1本の磁気抵抗は
R=l/(μS)〔H⁻¹〕
コイルのある中央の磁路abは R。左の経路 a→c→d→b は ac・cd・db の3本で 3R、右の経路 a→e→f→b も 3R です。左右は並列なので
3R×3R/(3R+3R)=1.5R
全体の磁気抵抗は R+1.5R=2.5R=5l/(2μS)。起磁力はNIなので
φ=NI/(2.5R)=NI×2μS/(5l)=2μNIS/(5l)〔Wb〕
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) l とSの位置が逆で、さらに N² になっています
(2) l とSの位置は合っていますが、係数が 2/5 でなく逆数の 5/2 です
(3) l とSの位置が逆で、係数も逆数です
(5) 起磁力は NI で、N²にはなりません
【見分け方】
磁気回路は「起磁力NI=電圧、磁束φ=電流、磁気抵抗=抵抗」と置き換えると、電気回路と同じように解けます。
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学の基礎 A-5(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学の基礎」のほかの問題
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-5次の記述は、図1 に示すブリッジ回路によって、抵抗RX を求める過程について述べたもので
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-9次の記述は、ダイオード又はトランジスタから発生する雑音について述べたものである。[ ]
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-12次の記述は、マイクロ波やミリ波帯の回路に用いられる電子管及び半導体素子について述べたもの
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-16図1 に示すj k フリップフロップ(FF)のFF1、FF2、及びFF3 を用いた回路の
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-19図に示す回路において、標準信号発生器SG の周波数f を300〔kHz〕にしたとき可変静
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 B-3 イ次の記述は、P ゲート逆阻止3 端子サイリスタについて述べたものである。このうち正しいも
スポンサーリンク



