次の記述は、図に示す抵抗R〔Ω〕と自己インダクタンスL〔H〕を直列に接続した回路の過渡現象について述べたものである。[ …
無線工学の基礎 無線工学の基礎 B-2 ウ
次の記述は、図に示す抵抗R〔Ω〕と自己インダクタンスL〔H〕を直列に接続した回路の過渡現象について述べたものである。[ ] 内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の[ ] 内には、同じ字句が入るものとする。また、時間をt〔s〕とし、自然対数の底をeとする。(1) SWを断(OFF)から接(ON)にした瞬間(t = 0〔s〕)に回路に流れる電流iは、[ア]〔A〕である。(2) SWを接(ON)にしてから十分長い時間が経過したとき(t = ∞〔s〕)のiは、[イ]〔A〕である。(3) t〔s〕後のiは、[イ] × [ウ]〔A〕である。(4) t = L/R〔s〕のときのiは、[イ] × [エ]〔A〕である。(5) L/R〔s〕を[オ]という。[ウ]に入れるべき字句はどれか。
- (1)1/e
- (2)V/R
- (3)(1 − e^(−Rt/L))
- (4)(1 − 1/e)
- (5)位相定数
- (6)0
- (7)V/(2R)
- (8)e^(Lt/R)
- (9)e^(−Rt/L)
- (10)時定数
正答 (3)
正答は (3)。RL直列回路の電流は、定常値V/Rに(1-e^(-Rt/L))を掛けた形で増えていきます。
回路の式 V=Ri+L di/dt を初期条件 i(0)=0 で解くと
i=(V/R)×(1-e^(-Rt/L))〔A〕
t=0 で 0、t→∞ で V/R になり、ア・イの値と合います。
【紛らわしい語】
(9) e^(-Rt/L) スイッチを切ったときなど、電流が減っていく場合の形です
(8) e^(Lt/R) 時間とともに大きくなり続ける形で、電流は収まりません
【見分け方】
増えていく過渡現象は「1-e^(-t/τ)」、減っていく過渡現象は「e^(-t/τ)」です。
出典:2026年(令和8年)7月期 第一級陸上無線技術士 無線工学の基礎 B-2 ウ(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
「無線工学の基礎」のほかの問題
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-5次の記述は、図1 に示すブリッジ回路によって、抵抗RX を求める過程について述べたもので
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-9次の記述は、ダイオード又はトランジスタから発生する雑音について述べたものである。[ ]
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-12次の記述は、マイクロ波やミリ波帯の回路に用いられる電子管及び半導体素子について述べたもの
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-16図1 に示すj k フリップフロップ(FF)のFF1、FF2、及びFF3 を用いた回路の
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 A-19図に示す回路において、標準信号発生器SG の周波数f を300〔kHz〕にしたとき可変静
- 2026年(令和8年)1月期 無線工学の基礎 B-3 イ次の記述は、P ゲート逆阻止3 端子サイリスタについて述べたものである。このうち正しいも
スポンサーリンク


